【海外旅行者が注意しなければならないオーバーブッキング】


 今回は海外旅行で時々耳にする、「オーバーブッキング」についてです。

 オーバーブッキングとは何でしょうか。

 簡単に言うと、航空会社が既定の座席数以上に席を販売しているということです。つまり、予約していた客が全員来た場合、座席がなくなってしまうんですね。

 但し、現実は予約していた客が全員来ることはめったにありません。
 予約していても一定数の割合で空港に来ない乗客がいるのです。

 航空会社としてはせっかくお客がいるのに予約が取れていないと、他のライバル航空会社や他の交通機関にお客を取られてしまいます。ですから、繁忙期には実際の座席数以上の予約を出していることが普通なんですよね。


 ところが、航空会社の予想を裏切って座席数以上の乗客が来た場合、乗れなくなって他の便への振り替えしなければならないことが起こってしまうのです。

 と言っても、もちろん航空会社も馬鹿ではありませんから、これまでの予約していても空港に来ない客の割合や乗客の中身(団体客がどれぐらいいるかなど)を見て、どれぐらいまで予約を出していいか判断しているはずです。

 これは国内旅行でも同じなんです。

 ただ、日本の航空会社では予約していたのに乗れない乗客が頻繁にでますと、その対応経費に加え、自社への悪評も立ちかねませんから、それほど過激な事をしていない気がします。

 ですから、それほどオーバーブッキングが問題になっていなんですよね。

 ところが、日本の航空会社と違ってアメリカの航空会社などでは今回のユナイテッド航空のように、ホテルをつければいいやとか、お金を握らせればいいやという考え方が主流になっているようなのです。

 今回のユナイテッド航空引き下ろし事件は、自社社員を運ぶために予約していた乗客を無理矢理おろしたというもの。

 これは、自らオーバーブッキングさせて、予約していた乗客を強制的に降機させたんですから、言語道断の行為です。顧客サービスという点がいかに軽視しているかという、良い事例ではないでしょうか?

 とにかく、ユナイテッド航空のように酷い事態は稀ですけど、オーバーブッキングは時々あることなので、海外旅行者としては空港には早めに行ってチェックインする事をお勧めします。

 通常、チェックインして機内に乗り込めば大丈夫ですからね〜。

 チェックイン時間ギリギリに空港へ行ってしまうと、もしかしたら座席がなくなって乗れないということになってしまうかもしれません。

 特に格安航空会社(LCC)などは乗れなかった場合の補償もあまり期待できないですし、週に2,3便とかと言った便数が少ない路線であれば、何日か足止めと言う可能性だってありますよ。


 また、オーバーブッキングに遭った場合は、こちらも強く色々と要求すべきです。概して日本人海外旅行客はクレームをいう事に慣れていないので、適当にあしらわれて終わりという事が多々あります。


 英語ができなくても単語だけで主張するとか、スマホで空港のWIFIにつないで辞書の例文を見せるとか、紙に書いてもらうとか、とにかく自分の意志表示をすることが大事です。

 世界ではいくら自分が悪くても相手が何も主張しないと、それは問題がないんだととらえて何もしないという考え方だってありますからね。

 主張しない=問題ないこんな構図です。

 日本人的考え方とはちょっと違うかもしれませんが。ここで主張できるかどうかで、同じ状況なのに、人によって大きく待遇がわかれる可能性があるんです。

 主張した人には食事代やホテルがついて、何も主張しなかった人は何もつかないとかね。

 オーバーブッキングの場合は、ダメ元精神で、とにかく自分の主張を言ってみる事をお勧めします。