南米の危険な経由地
http://gendai.net/articles/view/life/147307
『昨年末に南米エクアドル最大の都市グアヤキルで、新婚旅行中の日本人夫婦が銃で襲われた事件。
地元警察当局は15日、関与した疑いのある犯罪組織の関係先を捜索し、銃や車を押収、10人を拘束した。
夫婦はガラパゴス諸島に向かう経由地で事件に遭った。このところ、すっかり秘境ブーム。しかし、過酷ゆえ目的地にたどり着けなかったり、事故や事件に巻き込まれるケースも珍しくない。
旅行作家の下川裕治氏によると、アブナイのはやはり中南米の秘境経由地だ。
ボリビア・ペルー国境のチチカカ湖(主な経由地はコパカバーナ)やウユニ塩湖(同ラパス)、ペルーのインカ・マチュピチュ(同クスコ)はグアヤキルと同様、危険度が高いという。
「秘境自体は、国や都市できちんと管理しているし、ツアーでないと入れないため、強盗団に襲われる心配はない。気をつけるべきは経由地となる手前の町です。
旅行者を狙う犯罪者がウヨウヨいる。秘境に行く旅行者だからお金を持っていると思われるのでしょう」(下川裕治氏)
最近人気の高いボリビアは市民とのトラブルも絶えない。
「カメラを狙った事件が相次いでいます。ボリビアでは<写真を撮られると魂を盗まれる>と信じている民族がいる。観光で市場などを訪れカメラを向けた途端、地元民に取り囲まれケガをさせられる事件が起きています」(旅行ライターの渡辺輝乃氏)
秘境は自然ゆえに、事故や体調不良に陥るケースもある。特にマチュピチュは気をつけた方がいい。
「遺跡は標高2280メートル。メジャーなルートでは、経由地のペルー・クスコから数十分かけて最寄りのポロイ駅に行き、そこから3時間以上かけて麓のマ チュピチュ村に向かいます。
乗り物での移動ですが、普段から心拍数が上がる運動をしていない人は、高山病にかかって断念しています。遺跡まではたどり着く のも大変。石段で1時間登るため、想像以上に困難なのです」(旅行業関係者)
日本では軒並み中止になった南極ツアーも要注意だ。
「英語に自信がある旅行者は現地発ツアーなどを利用していますが、外国船の難破は少なくありません。氷が崩れて閉じこめられる事故もあります。安全性や補償などきちんと確認しましょう」(渡辺輝乃氏)
秘境ブームに乗っかるなら、それなりの準備と覚悟が必要だ。』
秘境に行くには海外一人旅でもある程度の経験がないと高いリスクを負います。
エクアドルのグアヤキルで新婚旅行の夫婦が強盗殺人にあった事件は記憶に新しいでしょう。
グアヤキルはダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島への出発地となる都市で、多くの外国人観光客が訪れますが、慣れていないと危険な街です。
チチカカ湖(主な経由地はコパカバーナ)やウユニ塩湖(同ラパス)、ペルーのインカ・マチュピチュ(同クスコ)も危ないです。
大きなバックパックでさえ、バスターミナルでよく盗まれたりしますからね。
南米は観光客を狙った犯罪はとても多く、ちょっとした事で殺人や殺人未遂など凶悪犯罪に発展する場合もあります。
アジアを旅するレベルではないので、貧乏旅行のバックパッカーといえども、時にはお金で安全を買うという意識が必要となります。
http://gendai.net/articles/view/life/147307
『昨年末に南米エクアドル最大の都市グアヤキルで、新婚旅行中の日本人夫婦が銃で襲われた事件。
地元警察当局は15日、関与した疑いのある犯罪組織の関係先を捜索し、銃や車を押収、10人を拘束した。
夫婦はガラパゴス諸島に向かう経由地で事件に遭った。このところ、すっかり秘境ブーム。しかし、過酷ゆえ目的地にたどり着けなかったり、事故や事件に巻き込まれるケースも珍しくない。
旅行作家の下川裕治氏によると、アブナイのはやはり中南米の秘境経由地だ。
ボリビア・ペルー国境のチチカカ湖(主な経由地はコパカバーナ)やウユニ塩湖(同ラパス)、ペルーのインカ・マチュピチュ(同クスコ)はグアヤキルと同様、危険度が高いという。
「秘境自体は、国や都市できちんと管理しているし、ツアーでないと入れないため、強盗団に襲われる心配はない。気をつけるべきは経由地となる手前の町です。
旅行者を狙う犯罪者がウヨウヨいる。秘境に行く旅行者だからお金を持っていると思われるのでしょう」(下川裕治氏)
最近人気の高いボリビアは市民とのトラブルも絶えない。
「カメラを狙った事件が相次いでいます。ボリビアでは<写真を撮られると魂を盗まれる>と信じている民族がいる。観光で市場などを訪れカメラを向けた途端、地元民に取り囲まれケガをさせられる事件が起きています」(旅行ライターの渡辺輝乃氏)
秘境は自然ゆえに、事故や体調不良に陥るケースもある。特にマチュピチュは気をつけた方がいい。
「遺跡は標高2280メートル。メジャーなルートでは、経由地のペルー・クスコから数十分かけて最寄りのポロイ駅に行き、そこから3時間以上かけて麓のマ チュピチュ村に向かいます。
乗り物での移動ですが、普段から心拍数が上がる運動をしていない人は、高山病にかかって断念しています。遺跡まではたどり着く のも大変。石段で1時間登るため、想像以上に困難なのです」(旅行業関係者)
日本では軒並み中止になった南極ツアーも要注意だ。
「英語に自信がある旅行者は現地発ツアーなどを利用していますが、外国船の難破は少なくありません。氷が崩れて閉じこめられる事故もあります。安全性や補償などきちんと確認しましょう」(渡辺輝乃氏)
秘境ブームに乗っかるなら、それなりの準備と覚悟が必要だ。』
秘境に行くには海外一人旅でもある程度の経験がないと高いリスクを負います。
エクアドルのグアヤキルで新婚旅行の夫婦が強盗殺人にあった事件は記憶に新しいでしょう。
グアヤキルはダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島への出発地となる都市で、多くの外国人観光客が訪れますが、慣れていないと危険な街です。
チチカカ湖(主な経由地はコパカバーナ)やウユニ塩湖(同ラパス)、ペルーのインカ・マチュピチュ(同クスコ)も危ないです。
大きなバックパックでさえ、バスターミナルでよく盗まれたりしますからね。
南米は観光客を狙った犯罪はとても多く、ちょっとした事で殺人や殺人未遂など凶悪犯罪に発展する場合もあります。
アジアを旅するレベルではないので、貧乏旅行のバックパッカーといえども、時にはお金で安全を買うという意識が必要となります。